意思伝達装置めがとーく [開発経緯]

開発に至る想い

「経済性に優れた意思伝達装置(視線入力)の開発」
 人の情報収集は「視覚」に約80%依存されていると言われています。又、神経性難病の運動機能の内「視力」が最後の維持される機能と聞きます。
世界中で視力による意思伝達装置について様々な研究開発がおこなわれていますが、いまだに手軽で低価格の製品は市場に見受けられません。一方、近年の情報化社会はインターネットや携帯電話の普及を初めとして急速な進展はうっかりすると私たち健常者さえ取り残されそうな勢いです。
障害者にこそ情報化社会の恩恵を向けるべきとの思いで我々、佐賀県先進IT技術有限責任事業組合は「経済性に優れた意思伝達装置(視線入力)の開発」この難題に挑戦いたします。

研究開発の目的

 キーボードを用いずに視線入力を伴うコンピュータ入力の方法に於いて、画像解析手法の高度化に伴い、利用者に心理的負担を強いることのない、経済性に優れた安価な意思伝達装置の開発を目的としています。

研究開発の基礎となる研究

 佐賀大学理工学部知能情報システム学科『新井康平視線入力研究班』に於いて開発されました。

研究開発の内容及び規模

 コンピュータディスプレイ上に表示された文字を視線により特定し文章を作成、且つ音声により読み上げる重度障害者用意思伝達装置のシステム開発を行っています。